CALMAとは
人は自然である「業」を理解せず、自然以外の生命体であるかのように振る舞い現在を生きている。
CALMAは、人が自然の一部であることを様々な手法で伝えようとしています。そして自ずと未来は自然をベースに生み出さなければ消える。
人間は、自然である。
自然は、未来である。
未来は、現在にある。
未来の部族をテーマに、未来に残すべきものを伝え、時にはART、時にはプロダクト、時には空間、時には祭り、部族でくくられる生き方全ての活動を作品ととらえて制作するのが未来の部族「CALMA」です。
博物館で鑑賞する部族とは、遠い密林の民であったり、あるいは数千年前の人類の記録をいいます。しかし、今を生きる我々もまた未来の鑑賞対象であるはず。今、この時代をどう生きたか?さまざまな形で現在にうみだします。
CALMAとは全文
CALMAとは「未来に残すべき価値」を部族表現におきかえたアートです。行き過ぎた幻想に突き進む現代人は、自然を無視して「地獄の淵」にまっしぐらに進んでいるように見えます。この世が無くなるとしても、現代をどういきたか?何をするべきか?考えて作品を生み出す、価値を表現するのがARTの仕事だと捉えています。
博物館で鑑賞する部族とは、遠い異国の密林の民であったり、あるいは数千年前の人類の記録をいいます。しかし、今を生きる我々もまた未来の鑑賞対象であるはずです。
今、この時代をどう生きたか?空間/道具/移動手段/衣服/信仰対象/音楽/儀式など、現代では今を生きる部族に必要な作品展示し、未来では部族の資料としての博物館展示されるような世界観をめざしています。
人間が自然であるが故に「無くならない行為」が存在することに目を向けました。例えば、類人猿の時代から人に備わっている手や指、腰を下ろす形をしている姿は、未来に物を握るという行為や座る行為が無くならないことを物語っています。人類の姿が膨大な時間とともに進化してきた本能や体の仕組みはこの数百年で変わる一過性の物ではない。壮大な進化を遂げてきた、現在が集大成なのです。また、同じく数万年のあいだ人間が生活の一部のように寄り添ってきた素材や行為もまた数百年程度でなくなる物とは思えません。
この先科学が発展し、便利でスマートな電脳世界が生まれようと、人の本質的行為は必ず残るでしょう。残るどころか人にとって重要な事とはどういうことなのか?を深く考えさせる時期が来るように思います。
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移動する、火を使う、水をつかう、生き物を捕獲し、季節を感じ自然を食べる。生き物や自然と関係を持つこれらすべてがこのさき未来にも人類が必要な物と考えている。どんなに事足りようが、人があたたかい料理を手放すとは思えないし、必要な栄養だけを数値管理して生きていく未来は正解ではなく、時空を転送できるタイムマシンができたとしても、人は熱い!旨い!と唸りながら飯を食い生きるはずです。そうでなければいけません。
また、信仰対象に目を向けると、人は何かを信じ込める性質から神をつくりましたが、現代では会社やお金が神の変わりをしています。共有する能力を拡張させ、集団の力で不可能を可能にし地球を”しらぬまに”制圧している人類。地球上に人類が中心で回っていない場所はなく、金銭を神とした経済は目に見えないレベルで地球のキャパシティーを超えはじめてるようです。そして無知にして「自然(人間)が自然」を滅亡させようとゆっくりゆっくり地獄の淵にちかずき、その姿は我が身の尾を喰う蛇に見えます。
重要視すべきは絵に描いた未来ではなく、地球環境という膨大な時間の中で生き抜いてきた生物や道具をアップデートし未来につなぎ飛躍させることだと信じている。まだまだ人が介入できていない宇宙が地球の中にあることを人間が軽視しているように感じます。人はまだ空中で生活はしていませんし、水中でも生活していません。
新しい発想や物は混ぜることで産まれ、生物は混ざることで強くなります。人という特徴を最適化して生きれるような、そんな世界を感じるアートがつくれないかとカルマの世界観を部族という目線で構成しています。
Ryo Okamoto
岡本亮 - 1977年兵庫県生まれ。1996-2000年ロンドン、キャンバーウェル大学、セントラル・セント・マーチンズ大学で芸術を学ぶ。アラスカカヌー1000キロ全行程野営を始め、世界各国を放浪。その後輸入雑貨店を経営。各地での買い付けで現地から漂う歴史や営み、オフロードバイクレースやカヌー旅、多様な生物の生態系を通じて民族学に興味を持ち作品製作を続ける。2018年アートブランド「CALMA」を立ち上げる。2022年加古川市に「自然と文化」の発信基地「ON THE HILL」をプロデュース。2023年「モトコーミュージアム」をディレクターとしてまとめアーティストとして作り上げた。
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