OFF ROAD RACE

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60 months ago

岡本亮、平成最後、令和開幕はOFF ROAD RACEでつないだ。レースはアーティスト活動の一部と成りつつある。いろんなアーティストのおかげで少しずつ理解してもらえてきたかもしれないが、ARTっぽいARTで世間をにぎわしている物は何一つない。

ARTとは何に価値を見出しその価値が伝わる行為や造形を人にも伝わる状態で作品にしたか?ということです。さて、僕にとってOFF ROAD RACEは自然や生物の多様性を表現する素材の一つ。ケンタウルスをイメージキャラクターにしているのは半身が馬の自然を無限に行き来する怪物だからだ。

さて、本来2月からのレース参戦が今年は4月末から。レースは年間ポイント制なので同じレースの同じクラスに出場しないと成績が上がらないが、成し遂げたい目標があるので今年は優先順位は下。時間があうレースにどんどんでていける体制を整えた。
4月末週2つ、5月頭週のバラバラの3レースに3週連続で参戦することができた。もっぱらレースはレース前の整備準備やレース戻りの片付け洗車清掃整備があるのでなかなか忙しいが詰めてやるのはいろいろ発見がある。


4/21広島県三次(ENDURO2時間)ー自宅
4/28岐阜県飛騨高山(ENDURO3時間)自宅
5/5奈良下市(MOTO X 予選30分2回 決勝10分1回)
実は性格の全く違うバイク2台を乗り分けている。乗り方もメンテナンスもちがい機械の勉強になると言うかおもしろい。機械は理屈で出来ているので純粋にメンテナンスは学問だと言える。だからメカニックにはあこがれる。センスと理屈、どちらかを持ち合わせた人間がどちらか足りない方を学ぶと、タフな人間性になることに僕は喜びを感じている。機械いじりは難しいができるだけやる。まるで本を読んでどんどん知識や理論を得るように機械いじりをしていると乗り物の機能構造が腑に落ちる時がある。

家族や兄弟親戚友達甥っ子、会場で再会するレーサーやメカニック友達。たくさんの仲間とレースをロードトリップして、まるで洋楽バンドがツアーにでているような贅沢な景色と気分。ロードムービーやロードトリップという、地球を縦横に体感することに昔から何故か喜びを感じる。
生きている実感を旅先の車窓や現地の風土から実感できるからだろう。いまここでこうしていても、広島の山はどんどん芽吹き、飛騨高山の御嶽山は雪解けしながら煙をくゆらせ、奈良吉野川ではアマゴが餌を食べ始めったころだろう。
展示やレースや出張はロードムービーのようだ。