「TRIBE BIBLE」東京 FARO神楽坂 2022.7/23- 9/03
本展示は念願のカルマ文書がメイン構成展示となる展示でした。
絵描きを志しロンドンで学び、自分の考える作品は平面には収まらないと感じCALMAを生み出すに至り様々な経験を経てあたらしい領域の絵画が描けるようになりました。その名もカルマ文書。
知識というのは知ることで心の視野、世界が開けます。経験で心が震えるのも同じです。これらを経て人は見えなかった物事が見えるようになり、人としての器が大きくなっていきます。
現世にいきていて、心より感じるのは人の世界が狭い。どんだけこの世界を単純でつまらない物だと思っているのか?ともいます。
人として、現代に生まれてきたことが今の自分たちほど恵まれたことはない。そう思います。そして、言葉や、イメージの存在、影響力、歴史に興味を持たずには入れません。これらはコミュニケーションツールでありながら、人から人へ何かしらを伝えるふしぎな物です。
ある日、文字は抽象であると気づいた日から絵の中に文字を入れることができはじめた。絵で描くモチーフと、字という絵に似た存在は、歴史は浅いがコミュニケーションをとる上で情報量の最も多い、表現のなかでもっとも具体的で簡単なコミュニケーションツールです。これら絵と言葉を両方抽象である物として、構図として作成することで、思いもよらない効果で視覚に迫ってきます。
作品を見た方が、どんなことを感じてくれたのか?是非伺いたいところです。